EVENT

Open Storage 2018 シンポジウム
工場・倉庫・校舎からアートの実験場へ—その意義と可能性

2018年10月8日(月・祝)
14:00~17:30
MASK [MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]

MASKオープン5周年記念シンポジウム。倉庫や校舎など、建物本来の特徴を色濃く残している建築物が、芸術文化に転用されることによって創造活動に寄与し、さらには地域へインパクトを与え、社会的意義をももたらす可能性について検証します。


【日程】2018年10月8日(月・祝)

【第一部 基調講演・登壇者】14:00~15:00
南條史生(森美術館 館長)

【第二部 パネルディスカッション・登壇者】15:15~17:30
・ART FACTORY 城南島/内田智士(株式会社東横イン元麻布ギャラリー 専務)
・アートベース百島/柳幸典(アートベース百島 代表)
・寺田倉庫/是川泰之(執行役員)
・BankART 1929/池田修(BankART1929 代表/PHスタジオ 代表)
・MASK/芝川能一(おおさか創造千島財団 理事長)

【モデレーター】木ノ下智恵子(MASKキュレーター)

【入場料】無料
【定員】100名・要予約

参加をご希望の方は、下記の「参加申込フォーム」よりお申込みください。
※お申込みから1週間が経過しても完了メールが届かない場合は、mask@chishimatochi.infoまでご連絡ください。

 


【第一部 基調講演】
森美術館館長であり、現在、シードル工場として建造された倉庫を現代美術館に転用する「弘前市芸術文化施設(仮)」(2020年開館予定)の総合アドバイザーも務める南條氏が、倉庫・工場などの産業遺構を文化利用する国内外の事例を紹介し、考察します。

|登壇| 


南條史生(森美術館 館長)
1949年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978-1986)等を経て2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去にヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)、台北ビエンナーレ(1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006、2008)、茨城県北芸術祭(2016)等の国際展のコミッショナー、アーティスティック・ディレクターを歴任。 国内外の多数のパブリックアートのディレクションを実施。 2018年ARCASIA建築賞審査員。同年森美術館「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」では企画者の一人として参画。近著に『アートを生きる』(角川書店、2012)がある。
http://www.mori.art.museum/jp/

 


【第二部 パネルディスカッション】
日本国内で建物を再活用しダイナミックなアート活動を民間主導で展開している5つの施設の代表者が一堂に会し、開設理念や組織内での事業の位置付け、地域への波及効果などを共有し、今後の展開と可能性について議論します。

|登壇| 
  

ART FACTORY 城南島 (東京都)
ART FACTORY城南島は倉庫として利用していた総床面積約3,500㎡の建物に一部改修を行い、文化振興を柱とした(株)東横インの社会貢献活動を推進する場として2015年秋にオープン。美術作品展示やアーティストの活動支援、ものづくりワークショップなどを中心に運営し、文化活動を通した地域活性化にも取り組んでいる。

内田智士(株式会社東横イン元麻布ギャラリー 専務)
2000年多摩美術大学絵画科卒。専門は陶芸。共立女子大学、多摩美術大学にて研究室助手として勤務後、作家活動やコンサルティングファーム勤務を経て2014年1月より現職。
http://www.artfactory-j.com/

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(右)撮影:福田秀世
アートベース百島 (尾道市)
アートベース百島は、閉校になった広島県尾道市百島の旧中学校舎を再活用し、アーティスト柳幸典と恊働者達による創作活動を通して、離島の創造的な再生を試みるアートセンター。過疎化の進む地域に眠る文化資源を発掘し、毎年秋には離島独自の場所性を生かした展覧会を行う。

柳幸典(代表)
1993年、第45回ヴェネチア・ビエンナーレのアペルト部門で日本人初の受賞。1995年に岡山県犬島で「犬島アートプロジェクト」を着想し2008年に「犬島精錬所美術館」を完成させる。2005年、広島市立大学芸術学部准教授として広島アートプロジェクトを立ち上げ、被曝遊休施設をアートによって有効利用するプロジェクトを実施。2012年より広島県尾道市の離島「百島」の廃校となった中学校舎を再生した『ART BASE 百島』を拠点に活動する。
http://artbasemomoshima.jp/ 

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寺田倉庫(東京都)
寺田倉庫は東京・天王洲を拠点とし、スぺースを活用するノウハウを駆使した保存や修復の技術向上を追求している。アート分野については、寺田倉庫のグループ会社である TERRADA ART ASSIST 株式会社が、アート業界のグローバルなニーズに対応するため、美術品保管、輸送、修復等に関するサービスをワンストップで提供している。

是川泰之(TERRADA ART ASSIST 株式会社 代表取締役、寺田倉庫 執行役員、横浜美術大学 プロジェクト准教授)
1979年兵庫県生まれ。2012年7月寺田倉庫に入社。入社後は美術品の保管業を軸に美術品の輸送・展示・梱包・修復を行うグループ会社「TERRADA ART ASSIST 株式会社」、現代アートのギャラリーが多数入居する「TERRADA ART COMPLEX」、横浜美術大学「寺田倉庫寄付講座 修復保存コース」の立ち上げ等、寺田倉庫のアート事業に従事。
https://terrada-art-assist.co.jp https://www.terrada.co.jp http://www.yokohama-art.ac.jp/department/conserve.html

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(左)BankART Studio NYK(2018年5月解体)
BankART1929(横浜市)
BankART1929は、歴史的建造物等を文化芸術に活用し、都心部再生の起点にしていこうとする横浜市の文化推進事業として2006年に開始。既存文化施設との協働や横浜市郊外地区との関係、さらに国内外の他都市とのプログラム、続・朝鮮通信使のプロジェクト等、多層なレベルでネットワークの構築を継続展開している。

池田修(BankART1929 代表、PHスタジオ 代表)
1957年大阪生まれ。Bゼミスクール卒業後、都市に棲むことをテーマに美術と建築を横断するチームPHスタジオを発足。展覧会や美術プロジェクト、建築設計等、多岐にわたる活動を行っている。また、代官山ヒルサイドギャラリーディレクター(1986~1991)等、コーディネーターとしての実践も長い。2004年からBankARTの立ち上げと企画運営に携わり、現在に至る。
http://www.bankart1929.com/

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(右)撮影:池田晶紀(ゆかい)
MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)(大阪市)
北加賀屋の旧鋼材加工工場・倉庫を活用し、現代アート作品を無償で保管・展示する「見せる収蔵庫」として2012年に始動。広さ約1,000㎡、高さ9mの倉庫に、簡易レジデンスとホワイトキューブを併設する。既存の枠組みを超越する試みとして、2014年から一般公開「Open Storage」を開催している。

芝川能一(おおさか創造千島財団 理事長)
1948年兵庫県生まれ、慶応義塾大学経済学部卒業。1980年千島土地㈱に入社、2005年代表取締役社長に就任。千島土地㈱は、不動産会社として土地・建物の賃貸に加え航空機リースも手掛けるほか、所有不動産周辺エリアのまちづくり活動に積極的に取り組んでいる。2011年に会社設立100周年を記念し、一般財団法人おおさか創造千島財団を設立、現在まで理事長をつとめる。