KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想とは?

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上空より名村造船所跡地と北加賀屋エリアを望む(撮影・1991年)

「KCV(北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ)構想」は、北加賀屋エリア(大阪市住之江区)を創造性あふれる魅力的なまちに変えていく試みとして、2009年に提唱されました。

あらゆるジャンルのアーティストや、ものづくりに関わるクリエイターなど、創造的な活動を行う人々が北加賀屋に集うような取り組みを進め、国内だけではなく世界に向けて情報発信することで、このエリアの魅力が向上し、「行ってみたい」「住んでみたい」と思われる場所になることを目指しています。

具体的には、大阪港につながる木津川沿いの名村造船所大阪工場跡地を中心に、地下鉄「北加賀屋」駅の北エリアに点在する空き物件や空き地で、アーティストやクリエイターがアトリエやオフィス等を開設・運営し、「芸術・文化が集積する創造拠点」として再生することを目指します。

 

「KCV構想」最新の情報は、こちらのページよりダウンロードして下さい。

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これまでの歩み

1988年 (株)名村造船所の工場として利用されていた木津川沿いの敷地が、ドック(船渠)や工場、クレーンなどの建造物を残したまま、土地を所有する千島土地(株)に返還される。
2004年 造船所跡地という近代化産業遺産を拠点とし、30年にわたって新しい芸術の提示・考察・検証・記録を行うアートプロジェクト「NAMURA ART MEETING ‘04-‘34」(主催:NAMURA ART MEETING実行委員会)が始まる。以後、2005年、2007年、2009年、2012年に美術展示、パフォーマンス、シンポジウムなどを実施。
2005年 造船所の産業遺構を恒常的な創造の場として活用するため、旧事務所棟を改装した創造スペース「BLACK CHAMBER」を開設。既存のスタジオ「PARTITA」とあわせて、敷地内施設を「クリエイティブセンター大阪(CCO)」として組織し、「廃墟のポテンシャルをいかす」という独特のコンセプトで運用が始まる。
2007年 名村造船所跡地が経済産業省より「近代化産業遺産群33」のひとつに認定される。
2008年 旧旅館を改装し、「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)大阪」がオープン。
2009年

北加賀屋エリアに点在する空き家にアーティストやクリエイターを誘致する「空家再生プロジェクト」が始まる。

住之江区長を委員長として「近代化産業遺産(名村造船所大阪工場跡地)を未来に生かす地域活性化実行委員会」が発足。以降、区役所や地域住民も参画してアートを切り口とした地域の活性化に取り組む。

2011 KCV構想への取り組みが評価され、千島土地(株)が「メセナアワード2011」メセナ大賞を受賞。
2012年 北加賀屋エリアの空き地を生かしたコミュニティ活性化の取り組みとして、アートと農を組み合わせた「北加賀屋クリエイティブファーム事業(通称:みんなのうえん)」が始まる。
2014年 旧鋼材加工工場・倉庫を活用した大型美術作品の保管・展示スペース「MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)」初公開。
2016年 アート関係者以外の住民を北加賀屋に呼び込む試みとして、クリエイティブな切り口で再生した集合住宅「APartMENT」竣工。